【移住前の農作業体験・12/28、30の記録】葡萄棚の雪おろし!
- 2019.01.10
- モモ畑日記

今年春の移住を目指し、昨年秋から山形の置賜地方に通っているモモです。
移住が叶ったあかつきには日々の農園日記を綴るべく、このブログを開設しました。
それまでは大学の先輩の葡萄園で経験させてもらった農作業の詳細や、置賜地方の好きな場所、移住の準備などについて書いています。
今回は年末、大雪が降った際の体験についてです。
置賜地方と雪事情
山形県の置賜地方は山に囲まれた内陸の盆地で、雪の多い地域です。
道路の両脇に積まれた雪が人の背丈を超え、壁のようになっている昔の写真を見たことがあります。
近年はコンスタントに降ることは少なく、代わりに時々ドカ雪が降るのだそうです。
雪は重いので、葡萄園でも棚の雪おろしが必要です。
園主先輩によると昨年の冬は豪雪で、場所によっては葡萄棚ギリギリまで雪が積もったそうで。
葡萄棚の高さといえば160cmくらい…なんと!!
今年は一応、暖冬という予報が出ていましたが、どうなることやら…
この年末年始に私が置賜ステイした間にも雪がどっさり積もり、生まれて初めてかんじきをはいて作業をしました!
そんな年末の葡萄園日記です。
12月28日は雪下ろしウォーミングアップ
12月28日、朝起きるとすでに雪が積もっていましたが、まだ20cm程度。
「明日の夜から大雪らしいから、今日は雪おろしの予行練習だな」と園主先輩。
舗装された道路は大丈夫でしたが、農道には車が入れず少し歩きました。
長靴の中は靴下の二枚重ね(ふつうの靴下の上に分厚いのをはく)です。
雪の中を歩くのはいい運動ですね、筋肉が引き締まりそう。
棚上の木に積もった雪を、枝を揺すって落としていきます。
細い枝は揺らすと雪がパサパサっと落ちてくれますが、太い部分はびくともしません。
園主先輩は一度に広範囲の雪を落としていましたが、私はこまめに動いて回数で稼がないとなかなか。
それに風向きや枝の配置をよく見て揺すらないと、自分が雪をかぶることになります。
私の顔には何度か雪がファサーっと降りかかってきましたよ…。
雪おろしにもコツがありますね。
12月30日、雪おろし本番でかんじき初体験!
29日の夜から降り続けた雪は、朝になっても降り止まず。
30日にはどっさり積もったうえ、風が強く吹雪いていました。
最初に雪おろしに行った畑は本来車を横付けできるのですが、まずはそのスペースを掘り出すところから。
そして膝上まで埋まりながら、葡萄棚の雪を落として歩きます。
私は一歩一歩に時間がかかり、さらに葡萄の木ばかり見ているので何度も足をとられ、なかなか思うように動けませんでした。
すると園主先輩が次の畑に移動する前にいったん事務所に戻り、取り出したるがこちら!
プラスチック製のかんじき~!!
(興味津々で聞いてみると、ホームセンターで2,000円くらいとのこと。)
装着している最中に一度尻もちをつき、また歩きだしてすぐに片方が脱げてしまうなど、最初は悪戦苦闘。
次の畑までは軽トラで入れず、吹雪の中をけっこう歩いたのでかなり体力を消耗しましたが、次第に楽しくなるのが不思議だ。
こちらのはハウスもだいぶ埋まっています…。
慣れないかんじきでゼーハー言いながら葡萄の雪おろしをして回ったら、体がポカポカしていました。
爽快な達成感でした!
まとめ
昨年9月に初めて農作業を体験した時の喜びは、吹雪の日でも褪せなかった!
むしろ天候の厳しい日の作業を終えると、えも言われぬ満足感にひたれます(たぶん今のうちだけ)。
あとはもっと体力が欲しい!
と思いますが、夏の労働を経て、きっと一年後の今頃は自然に丈夫になっていることでしょう(山形は夏の暑さもめっちゃ厳しい)。
それにしても、帰り道に飲んだコーヒーがびっくりするほど美味しくて、忘れられません。
-
前の記事
【移住前の農作業体験・12/26、27の記録】葡萄の木の枝そうじ 2019.01.08
-
次の記事
大人だけど!雪遊び!!首長竜の雪像と灯籠を作ったよ♪ 2019.01.11