【移住前の農作業体験・9/12の記録】シャインマスカットとの邂逅

【移住前の農作業体験・9/12の記録】シャインマスカットとの邂逅

来年2019年、大阪から山形県置賜地方に移住する予定のモモです。

決心したのは今年の9月で日は浅いですが、この予定、絶対にくつがえすつもりはありません。

 

その9月に置賜で体験した葡萄園での農作業。

四日間の作業内容と感じたことなどを綴っており、今回は二日目の記録です。
(初日の記録はこちら

まさか自分が畑という場所をこんなにも好きになるとは思いもよりませんでしたが…実は二日目には、思うように体が動かなくなることもありました。

 

葡萄園の一日

私がお世話になった葡萄園の園主様はふだん、

朝仕事→朝食→午前仕事→昼食&休憩→午後仕事→帰宅・夕食

という流れで一日をお過ごしで、朝の仕事は5時~6時から始められます。

 

大事な仕事は朝に大事な用件は午前のうちに、とよくおっしゃいますし、その通りだなと思います。

 

長年夜型フクロウ生活を送ってきた私は、この時間にちゃんと農作業に参加できるか不安でした。

でも朝はパチッと目覚め、また畑に行けることにとてもワクワクしていました。

朝仕事をする前には、園主先輩のシャインマスカットを数粒と、温かい蕎麦茶をいただいて。

 

 

甘くてみずみずしくてジューシーで、朝からなんという贅沢!

ふだん朝と昼の兼用ごはんしか食べていない私には、この補給量で働くのがちょうど良かったです。

外は空気がとてもよい匂いで、何度も深呼吸してしまいました。

 

 

シャインマスカットの収穫

今をときめくシャインマスカットですが、実は「名前は知ってる。お高いのでしょ?」という認識しかありませんでした。

だから初日、園主先輩がおやつにと差し出してくれたシャインマスカットを一粒食べた時には、その美味しさに衝撃を受けました。

夢のような美味しさですよね…!

 

9月はそんなシャインマスカットの収穫期。

2日目の朝、私は園主先輩に連れられてシャインマスカットの畑に足を踏み入れました。

 

 

早朝の葡萄園はまだひんやりとした空気。

前日買ったばかりの長靴が、みるみる朝露に濡れていきます。

「静寂に包まれる」という言葉がありますが、ここでは葡萄の木々が静寂を包んでいるようで、とても神聖な場所に感じました。

 

 

シャインマスカットには、病害虫対策の白い袋と、日焼けによる変色防止のための茶色い傘がかけられています。

園主先輩が一つの房を示して「これくらいの重みのものが収穫時」と教えてくれました。

その房をそっと持ち上げてみるとずっしりと重く、袋ごしにも粒のピチピチした感触が伝わってきます。

 

 

もう、触れただけで美味しいのが分かる!

鋏を借りて、蔓の付け根のところをカットして摘んでいきます。

収穫には一房一房に感動がありました。

 

 

蔓を長く残して摘むのが園主先輩流で、水分をキープするためだそうです。

その日に発送する分を収穫したら、畑から作業場に移動します。

 

 

 

シャインマスカットの梱包作業

続いては作業場にて、シャインマスカットの梱包作業です。

まずは専用箱の組み立てから。

なんかもう無心のところを、またまた撮られていました(笑)

 

 

房を保護していた白い袋から取り出し検品をして、透明の袋に包んで口を留め、フルーツキャップをかぶせます。

 

 

自分が包んだのはなんだか不格好な気がしますが、シャインさんの文字通りの輝きに助けられました。

それにしても宝石みたいな綺麗な色だ!

 

 

これらを組み立てた専用箱にセットしていきます。

自分が育てたわけでもないのに、宝物のような気分です。

 

 

私は何かを”できるようになること”が大好きです。

しかし夢中になってやり過ぎて、全ての梱包を終えてふと気が付くと、脚にかなりの痛みが。

さらに貧血の症状も出てしまい、いったん横にならせていただきました。

この時は情けなかった…

でも朝仕事の充足感は、自分の人生では得難いものでした。

 

 

ビニールハウスの撤収作業

私の一時ダウンにより遅めの朝食をとった後は、ビニールハウスの撤収作業をお手伝い。

ビニールを抑えて留めてあるマイカ線という黒い紐のようなもの、それを解いていくのが私の仕事です。

その間、園主先輩はハウスの上に上がり、ビニールを回収していきます。

 

マイカ線は端を引っ張ったらするっと解けるように結ばれていますが、ある程度の力は必要です。

腕の力で引っ張るのではなく、体重を掛けるようにして引くと上手くいきました。

中には結び目が固く、鋏の刃を入れて少しずつ解かないといけない箇所もあり、左手の人差し指と親指がかなり痛みます。

一本のマイカ線にどんなに時間をかけても解けない時は園主先輩に頼るしかなく、そんな時はとても悔しかった…

 

その後は、ハウスの周りの防風ネットをくるくる巻き上げてマイカ線で結んでいく作業。

またまた必死(笑)

 

 

ネットは順手と逆手、交互に巻き上げていき、マイカ線で縛る…のですが、この紐を結ぶのが私は下手で。

先輩のようにキュッと結べない。

お手本を見せてもらっても気持ちよくキュッといかず、苦戦しました。

数を結ぶうちにマシになりましたが、マイカ線を結ぶの不得手だった…着物の帯やラッピングのリボンなどは綺麗に結べるのになあ。

コツを覚えてもっと上手になりたいです。

 

 

夜の出来事

二日前の長距離移動や、二日間の農作業。

疲れないわけがないのですが、何もかもが珍しく新鮮で、初日は気も張っていたのだと思います。

しかし二日目の夜になり、疲労と安心感がどっと出てしまったのか、夕方は再び体調が悪くなってしまいました。

動悸とめまいと激しい呼吸。

まあただの貧血(子どもの頃から何度治療してもすぐ戻る)なのですが、人様の前でここまで具合が悪くなるとは。

事務所の奥でまたも横になりながら、無念で申し訳なくて仕方ありません。

そんな私を心身ともに救ってくれたのがこちら。

 

 

山形の郷土料理・芋煮!

たいそう優しい味に作ってくださいまして、ゆっくり噛みしめるようにいただきました。

はぁ…あれは美味しかった。

 

私は自分のことは自己責任的な環境で育ったので、こんなに迷惑をかけてしまったのは痛恨の極み。

翌日からのことを考えると不安にもなりましたが、芋煮効果でしょうか。

まるでこの日にデトックスでもしたかのように、翌日からは元気いっぱいになったのでした。