楽しい採集生活♪「平地の葡萄園でワラビが採り放題!?」編
- 2019.05.24
- モモ畑日記

大阪市のど真ん中から山形県置賜地方に移住して約一ヵ月。
大学の先輩が営む葡萄農園で働いているモモです!
葡萄畑で採れるのは葡萄だけではなく、以前クキタチ&タラの芽採集についての記事を書きました。
それらの時期が終わると生えてくるのがワラビ。
園主先輩の畑の敷地内には、なんとワラビが生えてくるエリアがあるのです!
平地の葡萄園にワラビが生えてくる!?
園主先輩の葡萄園は山ではなく平地にあるので、「ワラビ=山菜」と認識していた私は、ハウスの脇に次々生えてくるワラビを見てびっくりしました。
驚いたのは米沢育ちの園主先輩も同じだったそうで、なぜならその場所は特別日当たりが良いわけではないからです。
東側に小さな林があり、昼過ぎまでは日陰になっています。
ほんの数メートル四方のそんな土地にわらわら生えてくるワラビたち。
上の画像などは5月頭に撮ったのでまだ小さいですが、40~50cmの立派なワラビも採れています。
記念すべき、自分で採ったワラビの最初の三本!!!
ちなみに今年初収穫は5月1日で、私一人ではこの量でした。
テンションが上がって、この日はやたら写真を撮っています(笑)
そしてこの日から、私の頭の中はワラビのことでいっぱいに…!
もうね、眠る前から翌日のワラビ採りが楽しみで、ワクワクが止まらないんです。
だってワラビを見つけた時の快感、採った時の快感、自分で採ったものを食卓に載せる快感…どれも実に得難くて!
(勝手に生えてくるワラビでこの興奮。葡萄を収穫したらどうなってしまうのだろう。)
しかもワラビの成長スピードは著しく、ほんの数センチだったものが翌日にはグンと伸びているので、毎日感動が続くんですよね。
さらに、日増しにワラビを見つけるのも早くなり…“ワラビeye”が鍛えられていくのも面白い♪
最近は少なくなってきたようで季節の終わりを感じますが、今月半ばには片手で握れないほどの本数が毎日採れました。
園主先輩も同じくらいかそれ以上採っていますから、実際はこの倍が毎日。
はじめはウキウキと食卓に載せていましたが、最近は近所の方に差し上げたり、長期保存のための処理をしたりしています。
ワラビの保存方法いろいろ
採ったワラビはたいていその日のうちにアク抜きをしています。
いくつか方法はあるようですが、私はオーソドックスに重曹を使用。オススメはパックス重曹F(食用グレード) 2kg PAX 太陽油脂。
鍋に水をたっぷり入れて火にかけ、沸騰する前に火を止めたら、洗ったワラビと重曹を入れます。
しばらくすると、水の色がこんな緑色に。
水を取り替えて一晩おいたらアクは抜けているそうで…最初はお浸しにしていただきました。
本当に美味しかった~!
私が好きなのは、めんつゆ×たっぷり生姜で漬け込んだもの。
初回はこの量だったのが、すぐに巨大タッパーの登場を余儀なくされる。
これを食べやすく切っただけでご飯のおかずにも日本酒のアテにもなって、素晴らしいですね!
お浸し以外では味噌汁に入れたり、ご飯と炊き込んだり、ツナと合わせて卵でとじたり…ワラビには思っていた以上に色々な食べ方があるものですね。
そうそう、山形なので蕎麦と一緒に食べてみたら最高に合いました!!
海苔に隠れていますが、ワラビたっぷり蕎麦です♪♪
より長く保存するため、最近では塩漬けにも挑戦しています。
容器に塩を敷いてワラビを載せ、塩をかぶせてまたワラビを載せ…を繰り返し、塩に埋めるような状態にします。
塩が少ないとワラビが腐って溶けたようになってしまうと聞き、たっぷり使用しています。
本当は重しを載せるそうなのですが、頃合のものがないためタッパーにぎゅうぎゅうに詰めているところ。
塩漬け以上に長持ちさせる方法として、近所のベテラン農家さんに天日干しを教わったので、次回試してみるつもりです!
それにしても、自分が手を掛けている葡萄はまだこれからというのに、自然の恵みに感動しまくりの毎日で…美味しい葡萄がとれた暁に卒倒しないよう、気を付けたいと思います(笑)
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