「青デラ」初出荷!その基準と初めての醸造用ブドウ収穫体験

「青デラ」初出荷!その基準と初めての醸造用ブドウ収穫体験

大阪から山形県の置賜地方に移住し、大学の先輩が営むぶどう園で働いているモモです!

この4月からぶどうに関わってきて4ヶ月、初めての収穫は“青デラ”こと熟す前のデラウェアでした。

“青デラ”の基準や定義ってあるの?

ぶどう買取業者の農彩土さんから「青デラを出荷してみませんか?」というお話があったのが5月のこと。

昨年まで醸造用には完熟デラウェアを出荷していた当園にとって、初めての“青デラ”収穫です。

“青デラ”とは完熟していない状態のデラウェアを指し、酸味が残っているためスッキリ爽やかな風味とキレを持つワインを作ることができるのです。

 

初出荷のため、送り先のワイナリーさんに詳しい要望を聞いてみると、「酸がある程度残った平均糖度が15度になるデラウェア」が理想とのこと。

もちろん糖度計でぶどうの状態を確認しますが、すべての房をいちいち計測するわけにはいきません。

そこで大事なのが、デラの色と触れた時の感触です。

色はだいたいこんな感じ。

 

 

当園では3割くらいの着色率が、今回のワイナリーさんの条件に合致しました。

またヴェレゾン前の緑色の粒は固く弾力がありませんが、色が入ってくると瑞々しい感触に変化します。

このわずかに弾力を持った状態も見極めのポイントになりました。

 

実は昨年“青デラ”という名前だけで判断し、水の回っていない未熟すぎるデラを出荷した農家さんがいて、トラブルになったと聞きました。

固すぎると絞れないからです。

つまり必要とされているのは、ヴェレゾンが始まりある程度は水の回った状態のデラと言えますね。

ぶどうの糖度は同じ房でも上部と下部とで1度違ったりしますから、下は14度でも上が16度ならOKということになります。

 

初めての青デラ収穫体験

うちの園ではデラの摘房の際、第1房を落として残りの2~3房を残すのが昨年までのやり方でした。

しかし今年は良質な青デラを出荷するため、サイズの大きくなりがちな第1房を残し、第4・第5房(新梢の状態によっては第3房)を摘房の対象にしてきました。

各新梢の第1房をチェックし、

 

 

鋏で軸の付け根部分からカット。

 

 

醸造用ぶどうの収穫は初体験の私、この瞬間は実にワクワクします。

摘んだ房に縮果などがあれば取り除き、ポテかごに入れながら数歩移動。

 

 

いっぱいになったら出荷用のコンテナへ。

 

 

コンテナが積み重なるごとに増す充実感よ。

 

 

こちらは小気味よいテンポの鋏音が聞こえてくる園主先輩。

 

 

はじめ青デラの注文は1トンということで、50ケース×2回契約冷蔵庫へ運び込みました。

 

 

収穫後の軽量や出荷はなかなかの力仕事ですね。

 

 

おおお!美しい!

余談ですがこのスタックされたコンテナを巨大ラップで巻き、フォークリフトで持ち上げ冷蔵庫に運ぶ様子が新鮮で「すごい!」を連発。

 

 

のちに450キロ追加となり、45ケース分を再び収穫。

 

 

まだまだ収穫シーズンの始まりですが、すでに感無量でございます。

 

青デラ収穫&出荷のまとめ

これまで摘房したぶどうたちは、地面に落とされ土に還るのみでした。

が、せっかくの自然の恵み&農家の努力の結晶美味しいワインの原料となるなんて、とても喜ばしいことです。

昨日、農彩土さんを通してうちの青デラを買い取ってくださったワイナリーさんが、さっそく機械で除梗している動画をアップしていました。

その様子を見て大興奮!

自分たちがお世話したぶどうで作られたワインを飲める日が本当に楽しみです。

今日で青デラの出荷は一段落、次は醸造用の完熟ぶどう各種と生食用の大粒ぶどうの収穫が待っています。

無事にみんなを送り出し喜んでいただけるよう、引き続き頑張ります!