古い石像の数々に心惹かれる参道~山形県高畠町「亀岡文殊堂」

大阪から山形の置賜地方への移住を計画中のモモです。
9月に農作業体験に訪れた際、高畠町にある亀岡文殊に行ってきました。
知恵を司る菩薩「文殊菩薩」が祀られており、日本三文殊の一つに数えられているお寺です。
学業成就にご利益があるということで、園主先輩も受験生の時にお参りしたそう(結果は合格)。
私も人生の第3ステージを迎えるにあたり、知恵を授かりたいものですが…ここには他にも思わぬ魅力があり、たいへん興味を引かれる場所でした。
駐車場で降り、こちらの門から参道へ。
この石段を登ります。
参道で特徴的なのが、この石段脇にある石像の数々。
現在の文殊堂は大正時代に改築された建物だそうですが、この地に文殊菩薩を安置したのは807年と起源は古く、長い年月を感じさせる石像に目を奪われました。
「いつの時代に作られたのだろう?」と見入ってしまう。
一体一体の石像の詳細を知りたいのですが、多くは説明がありません。
そんな中、最も印象に残ったのが上の画像・左下の石像。怖い顔をした老婆に見えます。
いったい誰なんだろうとずっと気になっていたところ、一昨日テレビで似た石像を「姥神様」と紹介していました。
この象もそうなのかな…?ああ真相が知りたい。
十六羅漢像。お釈迦様の弟子のうち、特別に優れた方々。
しかし園主先輩曰く、十六体は確認できないそう。中には崩れてしまった石像もあるのでしょうか。
ちょっと上から見たところ。
石段を登りきるといよいよ文殊堂。
正式名称は大聖寺(だいしょうじ)です。
それほど大きくないけれど立派な本堂で、良い空気感があります。
お堂の裏にある蔵王大士。
なんか気になった場所。
以前この下り坂は冬になると滑って転ぶ人が続出で、手すりがついたそうです。
受験生がたくさんお参りに来るのですから、縁起的な意味だけではなく、ケガ防止のためにも必須ですよね。
それにしても緑が濃く空気の清々しい参道。
帰り道もゆっくり満喫します。
高畠全体がそうだと思いますが、民俗学好きにはたまらないこの感じ。
厳かさと長閑さが同居していて、昔話の世界に迷い込んだような気分です。
ふもとにあるお土産屋さん兼お茶屋さん。
私は寄りませんでしたが、お団子が美味しいそうです。
こちらは四国八十八ヶ所霊場分霊。
やはり長い年月を感じさせます。
亀岡文殊はパワースポットと言われているそうですが、なんだか分かる気がします。
何度でも訪れたくなる場所でした。
今回は駐車場まで車で行きましたが、もっと下には仁王門があるそうなので、移住した暁にはぜひそこから登ってみたいと思います。
-
前の記事
神秘的な静けさと美しい造形…米沢の綱木川ダムがすーごーいー! 2018.12.22
-
次の記事
大阪→山形置賜地方への移住を目指して~今年の抱負と上杉神社に初詣 2019.01.04