除草剤不使用だから…相棒は三角ホー!春の草刈り大会in葡萄園

除草剤不使用だから…相棒は三角ホー!春の草刈り大会in葡萄園

先月大阪から山形の置賜地方に移住し、大学の先輩が営む葡萄園で働いているモモです。

先週の一週間、仕事のメインは草刈りでした。

 

葡萄畑と草刈りについて

引越してきたばかりの時、私は農園に生えたタンポポや土筆を見て「わあ!」と歓声をあげ、思わず写真を撮りました。

タンポポは可愛らしかったし、土筆を目にしたのは数年ぶりだったからです。

しかーし。タンポポを可愛いと思ったのは最初の三日だけ。

なんせ50cm以上もの背丈に伸びる、綿毛を撒き散らして群生する、葉の枚数が多い…今や天敵と認識しております、ハイ。

ところで、なぜ葡萄畑では草刈りをするのでしょうか?

私は素人の考えで、雑草が葡萄の木の分の養分も吸収してしまうからだと思っていました。

が、実際に草を刈る最も大きな理由は、虫の住処を作らないためです。

クビアカスカシバやコガネムシ、コウモリガなどの幼虫は葡萄の幹や葉っぱを食べ、木を枯らしてしまう恐れがあります。

葡萄の木の根本をきれいにすると、虫の隠れ場がなくなり、鳥などの天敵に見つかりやすくなるため木に近寄らなくなるのだそうです。

 

 

除草剤不使用ということ

園主先輩の農園の大部分は、除草剤不使用です。

除草剤を使わないということは、人力で草刈りを行っているということ。

除草剤を使う場合、季節の変わり目に生える草が変わってきますから、それに合わせてシーズンで3、4回除草剤をまくそうです。

しかし除草剤を使わない場合、草刈りの回数は当然増えることになりますし、何より手作業の時間と労力を要します。

一消費者だった頃はあまり気にしたことはありませんでしたが、除草剤不使用の作物が高いのは当たり前ですね。

 

 

草刈りの手順と使用する道具

まずは園主先輩がオートモアという草刈り機で全体を刈っていきます。

 

 

が、葡萄の木を傷つけてはいけませんから、株元には草が生い茂ったままなのが見えますよね。

その部分を手作業で刈っていくのが私の仕事で、相棒がこちら。

 

 

柄の長い三角ホーです。

 

 

二等辺三角の長辺がギザギザになっており、削った草を引っかけてワサッとどけられますし、鋭い先端部分では草や根をザクザク切断することができます。

 

 

柄が長いので、しゃがまずに作業できるのが膝の良くない私にはありがたい。

ステンレス製で軽いのも気に入っています!

 

 

春の草刈り大会

この季節、畑に生えている雑草は西洋タンポポのほかスギナ・ナズナ・ヒメオドリコソウ、ハルジオンやメヒシバ、クローバーなど。

それらの雑草を園主先輩が機械で刈った状態がこちらです。

 

 

けっこうギリギリまで機械の刃が届いていますが、元気な草が残っていますし、株元は刈った草で覆われています。

それらを三角ホーでザックザックと根っこから取り除いていった状態がこちら。

 

 

だいぶスッキリしました!

園主先輩の師匠(葡萄作りの名人と名高い方)にお会いした時、株元の草刈りについて訊いてみると「木から半径50~60cm刈ってあげると安心」と言われたので、私は実践しています。

園主先輩は「数が多くて大変だからそこまで徹底しなくていいよ」と言ってくれるのですが、定植作業の苦労を思い出すと「害虫は一匹たりとも寄せ付けたくない!」と躍起になってしまう…。

 

 

そうして雑草を削っていると害虫の幼虫が実際に出てくることも多々あり、駆除する度に「この木が枯れる確率を下げたぜ!」という気持ちになれるのもモチベーション。

ただ、上の画像などはまだラクな所で、もっと背の高い草や根が頑丈な草がはびこっている箇所も多々あります。

こちら↓は60cmもの西洋タンポポが株元を覆い尽くしていたのを、三角ホーで大分叩いた状態です。

 

 

根が深いので、葡萄を傷つけないように丁寧に削り取ります。

こういう所をきれいにすると、得も言われぬ達成感がありますね。

 

 

GWが開けてからは夏日が多く、毎日汗ダラダラで草を削っていましたが、株元がスッキリすると本当に気分が良くて!

「私が今から足下を涼しくしてあげるからね!」とせっせせっせと働いてしまう。

ご近所のベテラン農家さんに「頑張るね~。でも頑張り過ぎないように気をつけてね。」などと声をかけてもらってがありがたかったです。

それに、体が引き締まってどんどん筋肉質になるのも嬉しい♪

一日三食+おやつ二回、かなりハイカロリーなものを食べているんですけどね、まったく太りません。

よく働きよく食べた後はよく眠れて、農作業って本当に清々しいなあと思う今日この頃です。