山形・置賜地方への移住を決意~生きたいように生きたくて
- 2018.11.14
- 移住について

はじめまして、モモと申します。
2018年11月現在、私は大阪市に住んでいます。
ここ数年は大阪と東京を行ったり来たりの暮らしでした。
そんな私が今、来年の目標に掲げているのは「移住」です。
移り住みたい先は東北・山形県の置賜(おきたま/おいたま)地方。
4日間の農作業体験がきっかけでした。
私は今年9月に置賜を訪れ、一週間滞在しています。
その間、とある葡萄園のお手伝いをさせていただき、毎日が本当に新鮮でした。
長年夜型の生活をしてきたうえ、脚に古傷やら何やら抱え体もあまり丈夫ではない私ですが、暑くても疲れても筋肉痛でも、とにかく畑で働くことが楽しかったのです。
もちろん、たった数日の楽しさが365日続くとは思っていませんし、新鮮さは月日とともに褪せていくことを知っています。
9月はたまたま過ごしやすい時期だっただけで、夏の酷暑や冬の雪深さといった自然の厳しさも承知しています。
それでもその数日間の農園体験は、自分の人生を大きく変えることになるという予感に満ち満ちていました。
振り返って分析してみるに、その要因は一つではありません。
衝撃と言っていいほどの驚きがいくつかありました。
中でも大きかったのは、様々な心身の不調が、一週間で劇的に改善したことです。
まず、長年苦しんできた入眠障害。
睡眠導入剤なしにはどうしても寝付けなかったのが嘘のように、眠れるようになりました。
太陽の下、そして緑の中、身体を使って働くことの効果もあるでしょう。
また何より驚いたのは、10代からの悩みの種・有痛性外頸骨や、訳あって30代で発症してしまった変形性膝関節症と滑膜炎…日々悩まされてきたこれらの鋭い痛みが、農作業をしているにもかかわらず緩和されたこと。
農園主曰く、畑のふかふかの土は、都会のアスファルトよりも膝の負担にならないのだそうです。
実は貧血などもあり、滞在2日目には具合が悪くなってしまったのですが、そこを越えた時にはすっかり元気になっていました。
それはもう、「顔つきが別人のように変わった」と言われたほどです。
このように体調が回復してくると、心も元気になってきます。
30代半ばまではやりたいことを悔いなくやり切った人生でしたが、後半になると身体の痛みに心も蝕まれるように、どんどん気力を失っていました。
正直、生きたいという願望が薄れていたと思います。
それが、ある意味「正しい営み」を体験したことで、目が覚めたような。
早朝に起きて、土と緑のよい匂いの中、目の前のやるべきことをやって、心地よく疲れる。
温泉に入って(山形は温泉の宝庫!)、ご飯を作って食べて、ゆっくり眠る。
人として、こんな風に暮らしたい!
そう強く思いました。
それはそれは、本当に強く。
30代半ばまでにやりたいことで燃焼しきってしまい、しばらく衝動とは無縁だった私が、こんな風にまた能動的に動こうと思えること。
それがとても嬉しいです。
10月には再び置賜に行って、自分の意志を確かめて来たところです。
やはり、移住したい。
個人的に大変な課題もありますが、頑張りたいことができたのを、今とても幸せに感じています。
そして実現までの道のりと、実現させた後の日々の暮らしを、ここに綴っていきたいと思います。
ぜひ、ときどきのぞきにいらしてください。
よろしくお願いいたします。
-
前の記事
記事がありません
-
次の記事
【移住前の農作業体験・9/11の記録】葡萄園にて、初めての畑仕事 2018.11.16