ナイアガラの新梢管理「一文字水平短梢」仕立ての誘引作業

ナイアガラの新梢管理「一文字水平短梢」仕立ての誘引作業

大阪から山形県に移住し、先月から大学の先輩が営む置賜の葡萄園で働いているモモです!

今回は現在行っているナイアガラの新梢管理について書きたいと思います。

 

葡萄の一文字水平短梢仕立てについて

園主先輩の農園では、ナイアガラを一文字短梢仕立てで栽培しています。

このように葡萄の主枝を二本作り、一直線上に配置させるのが一文字仕立て。
(ちなみにこちらは4年目の木です。)

 

 

その中でも園主先輩が採用しているのは一文字「水平」短梢といい、新梢を枝と平行に張った線に誘引します。

本来は細いワイヤーが望ましいのですが、諸々間に合わずマイカ線を使用中…。

 

さてこちら、数日前の画像ですが、発芽して成長した新梢が上に向かってヒューンと伸びているのが分かりますね。

 

 

新梢をこのままにしておくと、風に揺さぶられたり雨に打たれたりして折れてしまうため固定しなくてはいけません。

山形県の置賜地方は風が強く、特にうちの農園は朝日連峰から吹き降ろす強風にさらされますから、風対策は必須なのです。

そこでここ数日間、私がしているのは新梢の誘引作業。

新梢を折らないよう注意しながら、マイカ線の方に優しくしならせます。

 

 

新梢をマイカ線に、テープナーで固定。

 

 

横から見るとこんな感じです。

 

 

ちなみにこのテープは光分解され、やがて土に返るという優れもの。

後ろに控えている新梢でマイカ線に届くものには全て、この作業をしていきます。

 

 

新梢は基本的に左右交互に出るので、右側も同様に固定。

 

 

この作業を端から端までしていくと、一文字の枝を挟んで小さなアーチが二つできた形になります。

このような剪定&誘引の最大のメリットは新梢管理がしやすいことだそうです。

確かに棚栽培の長梢仕立ての畑に比べると、副芽かきから草刈りに至るまで、作業がとてもしやすいですね!

 

 

一文字水平短梢仕立ての誘引をした感想

この作業をしていて悩ましかったことが一つあります。

それは、マイカ線にギリギリ届く長さの新梢をどうするか。

新梢の先端はまだ細く柔らかいので、無理に固定すると首つり状態になってしまうけど、固定しないと風にあおられて折れてしまうかもしれない…。

同じ新梢でも固さやしなり具合、太さは違うので、テープナーで留めて大丈夫か一本ずつ探りながら作業していきました。

 

そして雨を挟んで二日経ってからこのナイアガラ畑を見てみると…まずは新梢の成長スピードにびっくり!

初日には長さが足りずテープナーで固定できなかった新梢が、余裕で留まるようになっているではないですか。

と同時に、ちょっと無理して留めた新梢が詰まって苦しそうになっていたり、逆にギリギリだからと留めないでおいた新梢が、風雨でポッキリ折れていたり…。

前者は留め直せば済むことですが、後者はどうにもなりませんから、まだまだ見極めを鍛えなければなりませんね。

 

それにしても、1.5反のナイヤガラ畑をそうして誘引して歩いた後は、テープナーの重みと止める時に使う握力のおかげで右手がおそろしく疲れました。

働いている間は集中しているので気が付きませんでしたが、終わってみると腕の筋がひどく痛い…。

この痛みを感じなくなる頃には、的確な判断ができるようになっていたいものです。