11月は剪定月間!木と向き合いつつ、膨大な作業量も楽しい毎日

11月は剪定月間!木と向き合いつつ、膨大な作業量も楽しい毎日

今年初めてぶどうの木の紅葉を見たモモです!

12月で雪も降る今、葉っぱはもうすべて落ちましたが、10~11月には赤や黄色に色づいて実に綺麗でした。

しかし収穫を終えて落葉を迎えても、シーズン終了ではありません。

来期に備えて大切なのが剪定です。

農園一年目の私はもちろん初体験なのですが、働く前から園主先輩には「きっと剪定が好きだと思うよ。」と言われていました。

少なからず頭を使うしクリエイティブな作業だからだそうです。

実際、どの枝を残すのか、なぜその枝をその芽のところで切るのかなど、すべての判断に根拠があります。

必要な枝とそうでない枝を間違えると来年以降の品質や収穫量に大きく影響してしまうため、一本一本の木と相談するようにして剪定作業は進められました。

 

デラハウス1~豪雪地帯の剪定は晩秋に始まる

一般的にぶどうの剪定はすっかり落葉しきった1、2月の作業とされていますが、なんせ置賜は豪雪地帯。腰まで積もった雪の中で剪定をするのは困難です。

加えて圃場が広いと時間もかかり、早めに剪定を行う農家さんがほとんど。11月半ばまでには近隣の畑もかなりすっきりと切り整えられておりました。

 

さてうちの圃場は数箇所に分かれており、最初に手をつけたのがここ。

 

 

大半がデラウェアで、奥にシャインマスカットやピオーネなどが数本植えられています。

画像のように黄色い葉っぱがまだ多数残っています。

ここで私が行ったのは、園主先輩の剪定に備えた先刈りという作業。

下の画像のように、ぶどうの新梢は成熟するにつれ、緑色から茶褐色に変化します。

 

 

黄緑と茶色の境目がくっきり。この登熟した部分の少し先で各新梢をカットしていくのが私の仕事です。

内容としては単純なのですが…先刈り前はこの様子。

 

 

膨大な数!しかも長~く何メートルにも伸びた梢もたくさん。

この一列をひたすら無心で刈っていくと…こう!

 

 

ワサーッと覆われていた棚がだいぶすっきり!

ここまで来ると枝の形もはっきり見え、園主も剪定がしやすいのだそうです。

ハウスの上によじ登ってみると、その差はさらに歴然。

剪定後の列と

 

 

剪定前の列。

 

 

今年は収穫量が多かったこのデラ畑、こうして見ると「おつかれさま~」という気持ちになりますね。

唐突に、新梢を切る私。

 

 

めちゃくちゃ長い新梢はカットしても棚から下ろすのに一苦労。

 

 

あちこちに絡まっているので少しずつ切ったり引っ張ったりして外していきます。時には綱引きのように…。

そうそう、このハウスで剪定中、こんなものを見つけました。

 

 

セミの抜け殻!

台風や大雨の後なのに、いくつも残っていて驚きました!

 

デラハウス2~新しい手袋

続きましてはこちらの圃場。

 

 

苗木も育てていますが、ほぼデラのハウスです。

11月に入り冷えてきたこともあり、園主先輩が新しい手袋を買ってくれました♪

 

 

ここでも同様の仕事をひたすらもくもく…しているうちに青空が見えてきて、少しずつ広がっていくのが嬉しい。

 

 

そしてこうなっていく。

 

 

毎日積み重なっていくぶどうの枝。

 

 

最終的にはこの何倍もの量になるんですけどね。

 

デラハウス3~新たな圃場はかなりのカオス

最後のデラハウスはこちら。

 

 

とある方が手放すということで回ってきた園地。

素人の私でもびっくりするくらいカオスな伸び方をしています。

枝が重なったら日当たりが悪くなるし虫も住み着きやすいのに、交差するどころか枝がとぐろを巻いている箇所がたくさん!

枝も伸ばしすぎて一体どこからやってきた子なのか辿るのが大変な木ばかりでした。

 

 

園主のため息が聞こえますねー。

そんな訳でここでは私もある法則に従って剪定を進めたり、ノコギリ部隊としてひたすらギコギコ切り詰めたりしました。

 

 

ノコギリ使うの、だいぶ手早くなった!

それにノコギリ仕事はなんか好きなんです、達成感でしょうか。

 

 

「あんまり切るとかわいそうだけど、そうも言ってられない」と園主先輩が言うほど大きく手を入れたこの圃場。

苦悩の剪定を経て来年は良いぶどうが実りますように。

 

 

まとめ

というわけで今年は先刈りや園主先輩が定めた木や枝の伐採が主な作業だったのですが、とても好きな作業なのに変わりありませんでした。

たくさんの実をならせて一仕事終えた木に感謝と労わりの気持ちが生じるし、それぞれの木や枝の特徴をふだんより細かく実感できるからです。

それに園主先輩が時々口にする言葉に「やればいつか終わる」というのがあって。作業量が膨大でなかなか進まないように見える時はこの台詞が浮かんできたし、最後のほうはむしろ終わるのが寂しいくらいでした。

寒い朝に畑に出て行くのは大変な日もありましたが、だからこそ、この期間はラーメンがやたら美味しかった!!笑 お昼は園地からラーメン屋直行の日が多かったような…(満足)

育てているぶどうはデラだけではなく、今回の剪定には一月近くかかりました。

この後2月くらいには本剪定が待っていますが、ひとまず。ぶどうも働いている人もみんなお疲れ様でした!