ついに移住実現!大阪→山形・置賜地方の遠距離引越しを振り返る
- 2019.04.28
- 移住について

大阪から山形県の置賜地方に引越してきたモモです。
昨年の10月に移住を真剣に考え始め、半年間の準備を経てようやく先日、実現に至りました!
荷ほどきに手続きに挨拶回り、始めたての仕事…と慌ただしい日々でしたが、ようやく落ち着いてきたところです。
一月ほどお休みしていたブログも今日から再開し、念願の農作業日記などを綴っていきたいと思います。
改めてよろしくお願いいたします!
この「遠距離引越し」を振り返って
まずは大阪→山形への長距離引越しを振り返ってみることに。
準備期間に体調を崩し、いろんな病院を梯子しながらの作業だったので、今思うとなかなか大変なものでした。
しかし府内の引越しと東北への引越しとで、やることにそう変わりはありません。
気になるのは長距離移動に伴う引越し料金ですが、前記事で書いたように、4月の繁忙期にもかかわらず10万円以下で引き受けてくれる業者を見つけることができました。
その会社のレビュー記事は近いうちに書くことにして、今回は近距離引越しとは異なる点について記しておくことにします。
何度経験しても慣れない「引越し前の大変なこと」
生まれて此の方、家庭の事情やら進学やら仕事やら、引越し回数はゆうに10を超える私ですが、引越し直前はいつも大変です。
大変さは二種類あり、まずは荷造りや手続きといった物理的なもの。
もう一つは、その街の親しい方々とのお別れという精神的なものです。
自らの意志で移住する訳ですから前者は割り切れますが、後者は何度経験しても慣れません。
しかも関西圏での引越しとは違い、簡単には会えなくなるという寂しさが遠距離引越しにはありますね。
特に大阪では、深い話ができ刺激を与えあえる同性の友人に恵まれたので、気軽に会えなくなるのが残念で仕方ありませんでした。
オンラインでいつでも繋がれるし大阪にも毎年遊びに行くつもりだし、縁が切れることはない間柄だと解っているのですが…
私よりお姉さんのお友だちは別れ際に少し泣いてくれて、今思い出しても胸がキューと痛みます。
もし移住前に住んでいる場所やそこの人々が好きじゃなければ、引越しはいとも簡単なのになといつも思います。
カルチャーショック!田舎の引越し挨拶回り
私はこの十年くらい、大阪→東京→大阪と都市部でのマンション住まいでした。
都会のアパートやマンションでは引越し挨拶をしない人もいますが、私は両隣と下の階には必ずタオルや洗剤を持って挨拶に行くようにしていました。
ただ余計な会話はしませんし、留守なら郵便受けにメモと一緒に入れて終わりです。
さて、今回私が借りているのは田舎の小さな一軒屋。
隣と向かいの家くらいには挨拶しておこう、と思っていたのですが…甘かった!!
地区の長を務めている方に案内され、なんと10軒ほどの家々を挨拶して歩くことに…!
しかも日曜の朝一番に、というのが驚きでしたが、農家さんが多いので自然とこうなるのでしょう。
早い段階で顔見知りになれるのはメリットですが、たくさんの家を回っても、初対面の方の名前と顔は一気には覚えられず…。
お年寄りが多い中、「私も去年嫁いできたばかりなんです」とおっしゃる30代くらいの女性が一人いらしたのは、内心とても嬉しかった!
なんというか、同じように”外部から来た人”の存在って心強いんですよね。
よく悩みの種になっている町内会に関しては、私はこの借家にずっと住むわけではないため「会費は払うけど役を付けない」というお話にまとめていただけて、ありがたい限りです。
春の農園は感激の初体験の連続!
とある農園で働きたくてこの移住を決めた私(詳しくはこちら)、越してきて何日間かはすでに畑で働いています。
引越し当日、大阪から山形へは夜行バスで移動。南陽市役所前で降りてタクシーに乗り我が家へ着くと、すぐに着替えて農園に向かいました。
引越し作業と長距離移動でそれはもう疲れ果てていたはずなのですが、朝から畑に行くことでかなりのリフレッシュに!
昨年の9月に農作業体験をさせていただいてから数回お手伝いをしてきましたが、春の畑は初めてなのです。
なんとも清々しい空気!
土筆を見たの、いったい何年ぶりだろう?
と思わず写真を撮ったのですが、この後、これでもかというほど群生しているのをあちこちで見かけ、もう土筆にはしゃぐことはないと早くも思う…。
でも初日はとにかく嬉しかった!
春の葡萄園にはほかにも菜の花やタンポポ、ヒメオドリコソウ、水仙などが咲いていました。
植物以上にテンションが上がってしまうのは、畑や近所で見られる鳥たちです。
初日にいきなり鷹を見られるとは思わなかった!
まだ若い鷹が電柱のてっぺんに留まって眼光鋭く餌を探していました。
近くの電線ではトンビとカラスが並んでいて、トンビが飛び上がるとカラスがその邪魔をするようにつきまとうという光景をしばしば目にします。
あれは遊んでいるのか嫌がらせなのか…?
カモがガーガー鳴きながら飛んで行くのも毎日見ますし、田んぼの近くを通りかかるとアオサギもいます。
ムクドリやセキレイは沢山見ますね。可愛いです。
そういえば農園でヒバリがホバリングするのを見た時は感激しました!
そんな中でも最も驚きだったのがキジの存在です。
畑の中や近くにいつもいて、よく出くわすんです。
たいていオス1羽とメス2羽の組み合わせで、人を見ると走って逃げていきます。
キジは飛ぶのが下手(?)なようで、低空をあぶなっかしい軌道でジタバタと飛ぶ姿は微笑ましくもある。
その代わりなのか走るのは速く、トットコトットコ駆けていく姿はまるで漫画のよう。
作業中、何か音がするなと思ったらほんの数メートル脇をキジのオスが疾走していたこともありました。
走り去った後はちょっと小高い所で一息ついています。
天王寺動物園で飼育されていた鳥がその辺を駆けまわっている日常は、ちょっと不思議な感じがして、遠くに移住してきたんだなと実感させられます。
新鮮なこと、びっくりなこと、興味深いものが尽きず、書きたいことが次から次に湧いてくる。
というわけで、これからは頻繁に更新して参りますので、どうぞお付き合いくださいませ♪
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