本を読みたくなる工夫いっぱい!市立米沢図書館が素晴らしい!!

本を読みたくなる工夫いっぱい!市立米沢図書館が素晴らしい!!

どうも図書館愛好家です

私は図書館が好きだ。大好きだ。

人生に不可欠な空間であるし、この認識は生涯変わらないだろう―。

 

と、いつになくパッション過多な書き出しになってしまったが、これには訳がある。

生まれて此の方、良質な図書館のそばにばかり暮らしてきたのだ(特に東京にいた時に通い詰めた武蔵野プレイスは秀逸だった)。

子どもの頃は世界の名作や伝記、江戸川乱歩の少年探偵シリーズ、恐竜の本などに夢中になり、体育会系だった中学・高校時代でも試験や受験の前には必ず図書館に通った。

大学時代はレポートでお世話になり、社会人になってからは「いい図書館の有無」が賃貸物件を選ぶ際の最重要条件にまで上りつめた。

そしていつの時代も変わらぬのが、静かな知的空間で“今回の10冊”を選ぶ時間の充実感。まさに至福である。

 

ああ、語っていたら図書館に行きたくなってきた。昨日行ったばかりなんだけど。

その昨日も行った図書館がたいへん素晴らしいので紹介したい。市立米沢図書館だ。

 

市立米沢図書館のアウトライン

 

米沢図書館はナセBAという文化複合施設にあり、「ナセビーエー」ってどういう意味?と思ったのだが、「ナセバ」と読むらしい。

米沢藩9代藩主・上杉鷹山による為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」という言葉の冒頭に由来するそうだ。

ちなみにBAのB=Book、A=Artを指す。

このナセBAの2Fが米沢図書館で、ここから吹き抜けになっている3~5Fには壁面書庫が並び、見上げると壮観!

本に囲まれるている幸せが天井から降りてくるような素敵空間になっている(図書館内は写真撮影NGなのでお見せできないのが残念だが、米沢図書館の公式ページよりご覧いただきたい)。

2016年に開館したばかりの新しい建物には市有林のスギの間伐材がふんだんに使用され、お洒落かつ温かみのあるデザインになっている。

 

 

だがもちろん、図書館の本質は外観にはない。中がいいのだ。

小さな一地方都市の図書館で、こんなに「ウェルカム」な雰囲気を感じるところはなかなかない。

その具体的なポイントを3つ紹介する。

 

ここがいい!米沢図書館の魅力

私は置賜に移住する前から米沢図書館に好感を持っていた。

それは下見に来るたび、本を借りずとも何度か足を運んでおり、次の点が垣間見えていたからだ。

実際に置賜民として利用するようになって確信に変わった魅力は次の通り。

1)特集コーナーが素晴らしい!

私は4月に移住するや、すぐさま米沢図書館の貸出カードを作った。それというのも下見に来た際、カウンター脇に設置されている特集コーナーのあまりの楽しさに、早く本を借りたくてうずうずしていたのだ。

たとえば今なら“恋愛特集 恋、動きます”の棚があり、その裏には“涼を求めて ホラー小説”コーナーと“図鑑に、はまる”コーナーが並んでいる。

夏休みが終わる前は“今読むべきはこの本 2019夏”コーナーが広くとられ、スタッフの方の手書き紹介文がアツかった。

私が引っ越したばかりの時は“この気もちはなんだろう”という春の本が特集されていて、そのタイトルと併せて大いに心が踊ったのを覚えている。

季節やトレンドに沿った特集はもちろん、ユニークな特集も多く、毎回このコーナーが本当に楽しみで仕方ない。

センスが良いのに押し付けがましくないから、私は素直にこのコーナーから毎回数冊借りている。

図書館は本を能動的に選ぶ場だと思っていたが、こんなふうに勧められるのもまたいいものだと感じる。

2)便利かつ居心地がとてもいい!!

どんなに特集が充実していようが面白い本があろうが、館内の雰囲気が悪ければ足は遠のく(引っ越しの多かった私は、そういう意味でクオリティの低い図書館も見てきた)。

しかし米沢図書館は設備がきれいなうえ、館内に“居場所”が沢山ある。

フロア中央には座り心地の良い椅子が程よい間隔で交互の向きに並んでいるし、持ち込んだパソコンで作業できるスペースもある。

1Fには学習室があり勉強もできるし、オープンギャラリーや休憩スペースで息抜きもできる。

貸出の際には自動貸出機があるのも便利で良い。

このように使い勝手も居心地も良いので、何時間でも過ごせてしまう。

3)図書館員のレベルが高い!

特集コーナーが素晴らしいのも、居心地が良いのも、「人」の力があってこそだ。

司書としての実力はもちろん、利用者との接し方もとても感じが良い。

大阪では「自分の本を貸してやってる」と勘違いしてるんちゃうか?という態度の図書館員をしばしば見たが、今のところ米沢には皆無である(まあ個人の問題といえばそうだが、平均してもその差は否めない)。

私がカウンターの背後にある棚の一角を凝視していた時のこと。

そこにはほるぷ出版の「名著復刻シリーズ」が並んでおり、そのレトロな表紙の懐かしさに私は釘付けになっていた。「こちらの棚のも貸出可能ですよ。」とおっしゃるので「あ、ほるぷの名著復刻が揃っているの、すごいなと思って。」と答えたら、そのスタッフさんが一瞬とても嬉しそうな顔をした。

ということがあった。

きっとそのシリーズを知っていて好きなことが彼女にとって喜ばしかったのだと思うが、その後余計なことは言わず、ただ嬉しそうにニコニコとしていたのが印象的だ。

とにかく皆さんの本への愛情とユーザーへの心配りが感じられ、いつでも安心して長居できるのである。

 

まとめと市立米沢図書館詳細

米沢図書館は特に話題性や個性のある図書館ではないかもしれない。

しかし特に奇をてらわずとも利用者をこんなにワクワクさせられるなんて、本当にすごいと思うのだ。

置賜の方々だけではなく、旅行で米沢を訪れる方にもぜひ足を運んでみてほしい。その価値は大いにあると断言する。

そんな市立米沢図書館の詳細は以下の通り。

<開館時間>
平日…4~9月 10:00~20:00/10~3月 10:00~19:00
土日・祝日…9:00~19:00<休館日>
毎月第4木曜日(祝日に当たる時は次の平日)
年末年始(12月29日~1月3日)
蔵書点検期間(年1回)<利用者カードを作れる条件>
・置賜地域にお住まいの方
・米沢市内に通勤・通学されている方

詳しい地図はこちら↓